体育座りしてそのままごろごろ部屋を転がる「一人ローリング・クレイドル」で三半規管をぐらぐらにしたあとこれ書いてんすよ俺は。今も階下の住人がドアをどんどん叩いてますがね、「うるせえ」とかなんとか言いながらね、んなの関係ないですよ俺には。だって俺には守護天使がついてるからね。いつも見守ってくれてるからね。優しい母のような目線でね。でも見た目あれに似てんだよ。なんつったっけ?あ、アメフラシ?あれ。あれが俺の左肩口に乗っかってる。黄色い粘液さえ出さなければ守護天使としてはいい方なんじゃない?こないだ渋谷で見た誰かの守護天使よりゃいい。あれは確かマヨネーズを使うときに一番最初にはがす、絞り口んトコについてるアルミみたいなやつだった。なんでわかったかって?だって肩にマヨネーズが星形についてたからね。