毎月一日に一ヶ月のお小遣いとして二千円ほどもらっているのだが、まず千円で買えるだけのどんぐりを買い、残りの千円でクッキーを買う。もちろん買ったどんぐりはすべて土に全て埋めてしまう。すると、月末には大きな樫の木に育つので、ぼくはそれを切り倒す。暖かい太陽の下、ぼくは切り株に腰掛けてクッキーを日がな一日かじっている。






OASISのことを「オエィシス」と発音するひとは絶対にピザを「ピッツァ」と呼ぶし、ホッチキスを「ステープラー」、ティッシュを「クリネックス」と発音する。そんな彼と英語圏人とを見分けるには、ファミレスでライスをフォークの背に乗せて食ってるかどうかを見ればよい。また、そういうひとは「パスタでスプーンなんて使わないよ」派の可能性が高いのだけど、これは蘊蓄大好きなのかただのメンド臭がり屋かどうか一見して判明しない。そのへんの判断をどうするかが今後の課題ですかね。






「曲は出来たんだけど、タイトルをどうしたらいいかわからないよ〜」。そんな悩めるミュージシャンのみなさんに、ステラおばさんからちょっと素敵なアドヴァイス。「カメラ!カメラ!カメラ!」とか「ノイノイノイ」とか、適当な単語を3つただ並べるとそれっぽくなるわよ。たとえば「胃炎!胃炎!胃炎!」とか「弁護士!弁護士!弁護士!」とかみたいにね。「にがり!にがり!にがり!」なんてのも春っぽくて胸ときめくし、シンプルに「椅子!椅子!椅子!」なんてのもいいわよね。困ったときにはぜひお試しあれ!これであなたもハッピー・トゥモロォウ!






70万円ほどの借金の返済方法をない知恵絞って考えていたんですけど、「ひとりにつき1円だけめぐんでもらう」というクラシカルかつ「塵も積もれば」的方法を採用することにしました。さしあたって来月にでも岡山県岡山市に引っ越します。






まず、真っ白な紙を用意して机の上に拡げてください。つぎにあなたが普段使っている筆記用具を用意してください。では、まず気落ちを落ち着けましょう。筆記用具を握ったまま軽く目をつむり、あなたの今の悩みを思い浮かべてください。そして10秒ほど経ったら目を開きましょう。目を開けた瞬間、あなたの頭の中には、ある漢字が一文字浮かんでいるはずです。その文字を目の前の紙に大きく書いてください。・・・ああ、なるほど。はい、わかりました。あなたは字が下手ですね。・・・・・・え、占い?なにそれ?こんなもんで占いなんかできるわけねえじゃん。






「パジャマのズボンをまた前後逆に穿いちゃったよ〜」。そんな悩める40代のおとうさんに、ステラおばさんからちょっと素敵なアドヴァイス。気をつけてパジャマズボンを穿くんじゃなくて、このさい思い切って、下半身を前後逆にしちゃうってのはいかが?両手で手でしっかり骨盤をつかんで、一気にぐりん!と回しちゃいましょう!するとあらあら不思議、足元を見下ろすと、なんとそこには普段見慣れた足指じゃなくてかかとが!パジャマズボンがうまく穿けないせいで最近ふさぎ込みがちなあなたも、これで気分も晴れ晴れ。職場のOLがあなたを見る目だって、心なしかいつもより輝いてるように見えるわ。困ったときにはぜひお試しあれ!これであなたもハッピー・トゥモロォウ!






「あたしガイアがいいなあ!」
「えー、なにゆってんのー!絶対オルテガだって!」
「うそー。ねえ、カナは?」
「んー、あたしだったらマッシュかなあ」
「まじでー!?」


という、午後の給湯室でのありふれた会話。






「なんだか最近脚がむくんできたみたい。おまけに青あざやかさぶただらけだし〜」。そんな悩める30代後半の未婚OLのみなさんに、ステラおばさんからちょっと素敵なアドヴァイス。それはけしてあなたの不摂生な生活が原因なわけじゃないわ。安心してちょうだい。実はそれって妖怪「ジョシコウセイノアシ」の仕業なの。あなたが職場の人間関係(なんだか最近後輩OLに無視されているような気がする、など)と上司との長年に渡る不倫関係に悩み疲れて眠ったあと、妖怪「ジョシコウセイノアシ」があなたの脚にちょっぴり悪さしちゃったみたいね。このまま放って置いても20年ほどで自然に元の脚に戻るけど、たぶんその頃には外反母趾骨粗鬆症を発症しているかもしれないわよね。だからいち早く元の脚に戻したいひとにここで朗報!「朝晩東の空に向かって『青葉城恋歌』を熱唱する」と戻りが早いとかなんとか、風の噂的な雰囲気で聞いたり聞かなかったりしたような気がするわ!困ったときにはぜひお試しあれ!これであなたもハッピー・トゥモロォウ!