自慢


 ひとにあまり自慢できるようなことのない火災の唯一の自慢が「舌遣い」です。たとえば、ちょっと舌遣いの巧いひとですと(れろるろれろれるろれろれるれろらろれろ)と、これくらい。「舌でさくらんぼの茎結べる」レベル。でも、これが火災ともなると(れろるろれろれるろホーホケキョれろれるれろらろれろ)となります。みなさんはご存じないと思いますが、これはいわゆる舌技界では「ウグイスの谷渡り」と呼ばれるポピュラーな技で、舌のみを使って、水墨画のような風景の中ウグイスが谷間を優雅に飛んでいる姿をあらわしたものです。ほかには(ぬねろぬらぬろれらぬるれぬら「斬!」ねののるれろのぬなれろるら)と、これは「対決!ナメック星!」という火災オリジナルの技で、途中でクリリンの体が気円斬でまっぷたつになっちゃってます。さて、これだけでも火災の舌技がソートーなものであることはおわかりになるでしょうが、さいごにひとつだけ。いきます(う゛ぉう゛るぐぉるタイトながるぶろう゛ぁらるぐがジーンズにるぐぉるらう゛ぁるねじこむるぐざう゛ぁる)。この舌技にはとくに名前はないのですが、途中にBOAが出てくるのです。なぜかはわかりませんけど。