ピーターパン・シンドローム


 幼い頃から茄子が嫌いで、親には「好き嫌いしちゃいけません。じゃないと立派な大人になれませんよ」などと言われ続けてきた。そして現在、いまだになによりも茄子が嫌いである。なぜ嫌いかと問われれば答えに窮するのだが、あえて挙げるとすればあのスポンジ状の部分の食感が苦手である。食べられない。そういう意味ではまだまだ大人になりきれていない自分なのだ。また、実は茄子以外にも嫌いな食べ物はたくさんあって、たとえばプラスチックや釘・人骨、あと熱帯性高気圧なども今だに食べられない。