だからあなたもピキ抜いて!


 人生80年とすれば、今ちょうど折り返し地点を過ぎたばかり。これから訪れる「老後」「余生」という現実から目を背けず、心おきなく、心ゆくまで、心凍らせて、今までと同様ピキを抜いていきたい。そう思っています。装いも新たに。


 たとえば、今年の秋のトレンドとして「ショートパンツ」が流行っていますが、これについてもどんどんピキを抜いていきたい。ジョーブ博士が思わずメスを取り落とすイキオイで抜いていきたい。主にピキを。ラテン語で言うと「オモニ・ピキオ」。


 たまに「そんなにピキ抜いてどうするつもり?」などとラ・マンに聞かれたりもしますが、そこはお得意の自作数え歌でも歌って誤魔化しています。なぜなら自分でも答えが見つからないから。見つからないままこのコンクリート・ジャングルを彷徨っているからです。でも今日は昨日よりももっとピキ抜いていきたい。明日は今日よりももっと。来年は今年よりもっと。その思いこそがこの地球でたったひとつの真実。願わくば、自分以外のほかのひとだって、もろびとこぞりてピキ抜けばいいのに。なかなかオツなもんでゲスぜ。今心底そう思っています。