人間皆平等


 ひとはとかく互いに優劣をつけたがる。やれ自分のほうがモテるだとか、やれアタシのほうが美人だとか、やれ俺のほうがゴルフのスコアがよいだとか、やれアチキのほうが伸縮性に富んでるでヤンスだとか、やれおいどんはまっぱでごわすだとか、やれ我を神と崇めよだとか、やれワレワレハウチュウジンダとか、その優劣を較べる部分も十人十色である。しかし、火災はその傾向と風潮と来年のあじさいの花の色に異を唱えたい。そもそも、おぎゃあと生まれ落ちたそのときから、人間とは平等な存在ではないのか。すべての魂に優劣などないのではないか。そして、酸性雨の影響で来年は黒いあじさいが咲くのではないか。ここで、なにかとひとに優劣をつけたがるみなさんに次の格言を贈りたい。


「風呂上がりの石田純一は、温水洋一と見分けがつかない」


 もういちど言う。


「風呂上がりの石田純一は、温水洋一と見分けがつかない。特に前髪においては」


 みなさんには、ぜひこの言葉を心に刻んでいただきたいと思う次第である。人間皆平等!天はひとのうえになんとかかんとか、なんとかかんとかほにゃららら!裏庭には二羽竹内力がいます!あと関係ないが、死ぬほどモテたい。