第1回カピバラ・ミーティングの詳細な報告


 榊原カピバラというひとが「飲み会開け。さもねえと動脈咬みちぎる」というので開いた。そしたら予想以上に人が集まらなくて火災おでれーた。たった13人て。それただの大家族やがな。500人くらい来ると思って東京ドーム予約したのに。しめしめ顔で。会費取って浮いた金でキャバクラ行く予定まで立ててたのにねえ。んでしょうがないので独り寂しくドームのマウンドの上でコップ酒を飲んだのやよ。そんな話。



 マウンドの上でのコップ酒。それは初恋の味。

 マウンドの上でのコップ酒。それは夕陽差し込む放課後の教室。

 マウンドの上でのコップ酒。それは初めて素敵女子と手を繋ぐ瞬間。

 マウンドの上でのコップ酒。それは父親が引き出しの奥にに隠していた裏本


 
 とりあえず火災から言えることは、「両親の部屋を勝手に漁るな!」つーこと。思いもかけないものがごろごろ出てくるのな。あと、なんでもないようなことがしあわせだったと思った。よ。例えばビールとか。あとビールとか。ついでにビールとか。あまつさえホタルイカが。あと「大家族」と聞いて取材にやって来た大東めぐみとか。