オサレ美容室で僕の次に入ってきた人がトレーナーに寸足らずのコール天ズボンwithノーブランド似非ハイテクスニーカーという出で立ちで髪型は後ろ髪が長い中途半端な七三に脂分フケ共に多め且つ少し禿気味で銀縁の非オサレメガネなのがメンバーズカードを渡していたのだから過去数回来店していたことに間違いなくまたあのてっぺんがつんつかして全体的にぼさぼさつまりリマール式のやつらがいっぱい載ってる若者向けヘアカタログなんかぱらぱらやりだしてますます店内の女性客の好奇の視線を浴びている様子を目の当たりのkasaiはその熱視線の跳弾に耐えきれなくなりそうだったところ偶然僕の隣りに座った彼と担当美容師との会話はそのほとんどが彼が如何に鉄道を愛しているかという主張また車体撮影のために全国を巡ることについての苦労話でそれはまさに彼の講演会のようだったよ。初めは満載だった美容師さんの相槌もどんどんその数を減らしていったよ。んでkasaiの期待通り彼は早口で発声が上擦りがちだったのもむべなるかな。あと彼の散髪後の髪型を確認できなかったのがとっても残念。で彼とkasaiとの決定的に異なる点は自分がアレであることを許容されない一部の社会に対してもそこは強硬にレペゼンしていくという危険性について自覚があるかという点であって自覚があるのでレペゼンできないというkasaiは臆病者。彼は猛者。