エスカレーターで3段ほど前に立っていた女子のミニスカートから伸びる脚が素敵でマークシティ井の頭線へと上るためのエスカレーターなのでとても距離があって僕は幸運の女神にちょっとだけ感謝したんですけどその素敵脚女子が銀色の7cmハイヒールを履いててその色のチョイスにちょっと閉口した以上にそのヒールの履き口んトコのぐるりが銀色はげはげでそれはまるでマニキュアはげはげの爪みたいになってて僕はとても哀しい気持ちになった。のだ。で僕はある小説家のことも思い出して小説の中で主人公は雨の日に跳ね上がった水滴の粒がストッキングの脹ら脛んトコにぽつぽつとついてるのを見ると哀しくなるみたいなことを書いてたなあ。あの一連の小説は今読むととんでもなく恥ずかしいんだろうなあ。