報告

 最近気になるのは、最前線で負傷して送られてくる兵士の数が日に日に増えているということだ。それも皆一様に腹筋がちぎれているという異様な負傷だ。いったい最前線ではなにが起こっているのか。革命軍には「腹筋をちぎる」などという馬鹿げた兵器が存在するのだろうか。まったく理解に苦しむことばかりではあるが、成り行きを慎重に見つめていきたい。

〜政府軍従軍医ディラン医師の報告書より〜