ハタチ前後の素敵女子が50くらいの想像以上そうみなさんの想像のおそらく50%増しでショボクレたオヤジと腕を組んで歩いててそしてその光景は特筆するほど珍しいそれでないにせよ穿った視線の僕であって視線といえば女子のみなさんたちの同年代の女子たちのお洒落具合を品定めている視線の嗚呼その冷ややかさたるや。電車でトイメン側に座った女子が停車駅で乗車してきた同世代女子を眺める視線。表情こそ能の面のようだが上下にのみ激しく移動する視線。渦巻く感情の音が僕には確かに聞こえる。ごうごう。そしてみなさんはあの際に見せる顔つきそれこそがあなたの「本当の自分」なので僕が思い切って見つけてあげました。確かに見つけてあげました。そうです僕だけが「本当のあなた」を知っているのです。だからもうキミは独りじゃない。